「鬼火」「マゼッパ」「英雄」「狩」「雪あらし」ほか、多くの人が取り組むレパートリーであり、リストの代表的なピアノ曲として有名な「超絶技巧練習曲集」は、リスト自身が生涯で第3稿まで残しています。第1稿は15歳で書いた「12の練習曲 Op.1」、第2稿は“演奏不可能”と言われるほどの難曲「12の大練習曲」（26歳）、第3稿が41歳の時に出版した、この「超絶技巧練習曲」。この重要な作品を、リスト研究の第一人者である野本由紀夫氏が校訂、また各稿との比較を含んだとても充実した解説を収載しました。運指はピアニスト渡辺健二氏によるものです。

《特徴》●初版や自筆譜資料、様々な原典版を比較検討した最新校訂　入手可能な全資料を比較検討し、明らかなミスを修正しました。●学習者も演奏家も使える実用的な楽譜　演奏にあたっての基礎知識ほか、解説や助言が充実。●超！充実の解説で“読んで納得！見て納得！”　ほかにない詳しい解説と、絵、譜例、写真が満載。この一冊ですべてがわかる！●美しく、見やすい楽譜　符尾の向きひとつにまで徹底的にこだわり、“音楽が立ち上ってくる楽譜”を実現！