ドビュッシーの最後の作品。晩年「様々な楽器のための6つのソナタ」に着手し、3曲目であるこのヴァイオリン･ソナタが絶筆となってしまいました。
まずヴァイオリン・ソナタの連弾、というのがとても珍しくて、カタログで見つけて嬉々として取り寄せてみたところ、なんととんでもなく古い楽譜でした。どうやら1919年に作られた楽譜らしくすっかり変色している上におばあちゃんちの納戸みたいな匂いがするのですが、別の見方をすれば時代を感じる感慨深い楽譜です。
この曲、好き嫌いのはっきり分かれる曲だと思いますが、私個人的にはヴァイオリンより連弾で弾く方が面白い曲なのではないかと思います。

一緒に取り寄せましたチェロ・ソナタ[DURB34]、サックスとオケの狂詩曲[DURB33]の連弾編曲も在庫があります。