背表紙に少しダメージあります。ドイツのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ロシア・ピアノ楽派の始祖の一人という異名をもつヘンゼルト。
右に出る者はいないとされた彼の演奏は豊かな詩情に満ち、リストが嫉妬をしたほどでした。
ヘンゼルトのピアノ作品音楽は当時から非常に人気で、クララ・シューマン、リスト、スクリャービンなど19世紀の名だたる名手たちが演奏していました。
Op.2とOp.5はヘンゼルトがロシアに永住直前に作曲され、ラフマニノフはこの練習曲を「リストやショパンのエチュードに匹敵するほど美しい」と評価しています。
ピアニストにとってのバイブルとなること間違いなしの原典版です。