Istanbul'da Kis Sabahi

作曲家としても精力的に活動をしているサイは、これまでに自国トルコへの想いを込めた曲を書いています。
2013年には、長年親交のあるトルコ人双子ピアニスト、フェルハン＆フェルザン・エンダー姉妹のために連弾曲｢イスタンブールの冬の朝｣を書きました。物悲しいト短調の曲で、中東の建築物、歴史、まだ陽が登る前の冬の様子が表現されています。
弦を押さえながら奏でる旋律は、ピアノから出た音とは思えないほど、中近東の民族楽器に近い音色がします。楽曲に込められた願い、平和への祈りに想いを馳せながら奏でてください。