ピアノソロ
Bach,J.S.=Fukuma,Kotaro バッハ=福間洸太朗
Erbarme dich, mein Gott(Transcription for piano)
憐れみ給え、わが神よ~マタイ受難曲より~(ピアノ独奏編曲)
品番 MUSA57
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[福間洸太朗による序文]
「マタイ受難曲」は、言うまでもなくヨハン・ゼバスティアン・バッハの最高傑作であり、西洋音楽史上においても重要な作品です。新約聖書・マタイ伝に基づいて描かれたキリスト受難の物語、全68曲・3時間以上もかかる大作で、中でも一際人気の高いアリアが、この「憐れみ給え、わが神よ」です。
イエスがユダヤ側に捕まった際に、一番弟子であるペテロが「お前も仲間だろう」と問われ三度否定した後、イエスの予言が当たったことに気づき、激しく後悔して泣き出す、というシーンが基となっています。原曲はアルトの独唱で、ヴァイオリンと美しく掛け合います。音域が近く音が重なり合う部分が多いため、本編曲では伴奏部分や歌の旋律の音域を1オクターヴ低くするなど工夫しました。なるべく原曲の音形に沿うことを心掛けましたが、ヴァイオリンと歌の旋律のどちらかを繋留音や倚音にしたり、トリルで装飾をつけたりしています。すでに2020年10月にこの編曲のCD録音を終えていますが、録音後に更に改訂し、音を変えた部分もあります。 手が届かないなど、弾きにくい部分に関しては、なるべくメロディラインが自然に聞こえるようにして、ペダルが濁らないように伴奏の音を少し早めにずらして弾くことをお勧めします。
「マタイ受難曲」は、言うまでもなくヨハン・ゼバスティアン・バッハの最高傑作であり、西洋音楽史上においても重要な作品です。新約聖書・マタイ伝に基づいて描かれたキリスト受難の物語、全68曲・3時間以上もかかる大作で、中でも一際人気の高いアリアが、この「憐れみ給え、わが神よ」です。
イエスがユダヤ側に捕まった際に、一番弟子であるペテロが「お前も仲間だろう」と問われ三度否定した後、イエスの予言が当たったことに気づき、激しく後悔して泣き出す、というシーンが基となっています。原曲はアルトの独唱で、ヴァイオリンと美しく掛け合います。音域が近く音が重なり合う部分が多いため、本編曲では伴奏部分や歌の旋律の音域を1オクターヴ低くするなど工夫しました。なるべく原曲の音形に沿うことを心掛けましたが、ヴァイオリンと歌の旋律のどちらかを繋留音や倚音にしたり、トリルで装飾をつけたりしています。すでに2020年10月にこの編曲のCD録音を終えていますが、録音後に更に改訂し、音を変えた部分もあります。 手が届かないなど、弾きにくい部分に関しては、なるべくメロディラインが自然に聞こえるようにして、ペダルが濁らないように伴奏の音を少し早めにずらして弾くことをお勧めします。