本書は、小学生になってピアノを始める人のためのワーク・ブックです。姉妹編の「小学生のためのチャレンジ・ピアノ」をサポートする形で作られていますが、各ページの進度がぴたっと合っているという訳ではなく、「チャレンジ・ピアノ」の内容を独自のペースで丁寧に学んでいきます。

ピアノの習い始めにおいては覚えることも多く、ピアノの上達のためには傍らで、音符と楽典のトレーニングをすることが不可欠です。一度にたくさん覚えるのではなく、少しずつのことを確実に消化していくことによって、幅広い音域をマスターすることができます。ピアノにおいては、楽譜の理解を深めることは、練習時間の短縮にもつながりますので、これからピアノを始めようとする人には、ぜひこのシリーズを使っていただきたいと思います。また、ならったことを定着させるという意味で、「たしかめテスト」をセクション毎に挿入しています。単に解答するだけでなくきちんと覚え込むことが重要ですので、レッスンの中で「たしかめテスト」をすることにより、その理解度を把握してください。
本書が、楽しくピアノを学ぶ小学生のためにお役に立てば幸いです。