60の練習曲集
ピアノ奏法の詳細な理論と実践詳論で説明した規則を使用した練習曲

古典派からロマン派にかけてピアニストとしても、ピアノ教師としても一流であったフンメルが残した練習曲集。初級から中級、中級から上級へと上達するための課程を、この一冊で練習することができます。

日本J. N. フンメル協会会長でもある岳本恭治による、運指・解説付き。国内初出版！

巻頭には、「フンメルの生涯」「フンメルの作品と作風」「フンメルの使用したピアノ」「本書のアーティキュレーションについて」「本書の指使いについて」「各曲の解説とポイント」など、7ページにわたる丁寧な説明付き。

～練習曲の特徴～(巻頭より抜粋)
難易度は、チェルニー100番から40番程度です。
1. チェルニー型の練習曲に比べ、対位法的な練習が多く見られる。
2. ゆるやかなテンポの練習曲が多い。
3. 短く簡潔な練習曲が多く、練習しやすくなっている。
4. 練習曲でありながら、発表会やコンクール向きの曲が多い。
5. 初歩の段階から全調を学び、とくにロ長調や変ト長調の、ショパン・ポジションを習得することができる。･･･(省)
6. 無味乾燥な練習曲ではなく、豊かな表現法(強弱、アーティキュレーションやフレーズ感)を学ぶことができる。
7. 古典派からロマン派にかけての、即興演奏や楽曲を演奏する前に指鳴らしに弾かれたパッセージを習得することができる。