The six French Suites BWV 812 - 817 /Two Suites in A minor and E-flat major BWV 818, 819, 818a, 819a
フランス組曲（BWV 812-817 各2ヴァージョン）、
組曲イ短調 BWV818、組曲変ホ長調 BWV819（各異ヴァージョン）
Suites BWV 812 - 817,
Two Suites in A minor and E-flat major BWV 818, 819
Baerenreiter URTEXT (ベーレンライター原典版)　
新バッハ全集で、《フランス組曲》およびそれに付随すると見なされている作品を、《アナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳》にあるものを除いてすべて収録。
《AMBの音楽帳》に見られる初期稿は、現存するバッハ本人の唯一の自筆譜（全5曲）。全6曲版としては、生徒のひとり、アルトニコルの筆写譜ヴァージョンで提示された(新バッハ全集A稿）。また、ゲルバーおよび"不明筆者5"によって筆写された、後年の装飾音つきヴァージョンが存在する(B稿)。

本書は、バッハ研究の代表的存在であるアルフレッド・デュルの校訂による。A稿、B稿、もともとこのグループに属していた、組曲イ短調BWV818、組曲変ホ長調 BWV819、および各初期稿（BWV818a、819a）を収録している。また付録として、《フランス組曲》第3番と第4番の異稿BWV814AおよびBWV815Aも収録。
BWV818、BWV819は、アルトニコルの筆写譜には登場しないが（現在の形のフランス組曲6曲）、ゲルバーおよび"不明筆者5"の筆写譜には含まれている。